隆慶一郎
鬼麿斬人剣
Lantana-kapです。
私は乱読派なので、色々なジャンルの本を読みます。
今まで読んだ本の中で、痛快で豪快な小説はいくつかあって、後々紹介できればと思いますが、この鬼麿斬人剣は外せないと思います。
隆慶一郎氏といえば一夢庵風流記(花の慶次)でも有名ですが、私は断然この作品を推します。
この小説の主人公、鬼麿は刀鍛冶なんです。ざっくりストーリーを説明しますと、
師匠が適当にこしらえた刀を壊す旅をするというものです。(本当にざっくり)
この鬼麿、身長197cmの大柄な体格で大太刀使いでめちゃめちゃ強いです。
太刀の構え方の表現が秀逸。
「大太刀を抜く。まっすぐ振り上げる。普通の上段の構えではない。腹をつきだすようにして、身体をくの字に反らせ、腕は思いきり後ろに振りかぶっている。」
意味わかんないですよね。でもこれが鬼麿なんです。これで敵をまっぷたつにします。縦にも横にもまっぷたつにします。
とにかく豪快な鬼麿なんです。
豪快という言葉を使いましたが、それでは足りないくらいの迫力があり、私はそれを超えた言葉を使いたいと思います。・・・が調べても出てこない。
知っている方がいらしたら教えてください。
読んでいてとてもスカッとします。私には出来ない。
豪快すぎる漢、鬼麿のはなしでした。
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