藤沢周平
秘太刀馬の骨
Lantana-kapです。
兵は拙速を尊ぶとか、拙速は巧遅に勝るという言葉があります。
私の解釈では、100点の遅い仕事より、早い60点ぐらいの仕事や行動の方が
役に立つ。という感じでしょうか。
正しいとは思いますが、職種や状況に
よると思います。
私の職種は患者さん相手にレントゲン
などを撮影する仕事ですので、
巧遅でも、
痛くない撮影を目指しています。
もちろん、途方もない
時間をかけるわけではありません。
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大好きな時代小説のひとつです。
幻の剣技、馬の骨をめぐり、
主人公が関係者と立合っていく話です。
要は馬の骨の伝承者と思われる
武士達に、
どんどん戦いを挑んでいきます。
何が面白いかって、大抵、
立合いを拒まれます。
それをどうやって戦いまで持って
いくかの頭脳戦でもあり、
だれが、馬の骨の使い手なのか、
犯人を捜すような
ある種のミステリー要素が入った、
名作です。
こういった話は、特に男子は
絶対好きです。
時代小説ですが、
今村翔吾 氏の火喰鳥のような、ドキドキわくわく感があります。
最後まで読んだらもっと驚きます。
おすすめです。
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#文春文庫
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