暦をめぐる壮大で情熱的な物語
- Lantana-kap
- 2022年10月2日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年11月3日
冲方丁
天地明察
Lantana-kapです。
私の所属するグループ施設の
放射線技師の学術大会が12月にあります。
この趣旨は、officialな学会に参加できるよう
若い技師に発表の練習をさせる。
これにつきます。
ですが、これを仕切る委員会が、発表の
未経験者ばかりなんです。
なので、ノウハウを教える人は誰もいません。
しかもofficialな学会では、未だにパワポの
画角は4:3です。
なのに、この研究発表会では16:9を推奨します。
16:9から4:3へ、スライドを変更することが
どれだけ大変かわからない人が多いのは
困りものですね。
若い人には是非頑張ってほしいです。
~ ~ ~ ~ ~ ~
徳川4代目あたり、
この時代の暦(こよみ)は、帝が管理しており、
しかも正確性に欠けていたという背景です。
ここに、渋川春海が改暦の実務を担当する
ことになります。
この人物は、名門出の碁打ちで、算術が趣味の
ある意味変わり者です。
彼らが改暦のために、
様々なことを行い、
時には喜び、歓喜し、そして挫折します。
この感情表現が秀逸すぎて、
めちゃめちゃ、のめり込んでしまいます。
彼らは、天体の動きから新たな暦を作成するので
ある意味、天と戦っているわけです。
しかも、壮絶に戦います。
ここで、はずせない登場人物
算術家 関孝和
彼がいなければ、この話は成り立ちません。
「明察」という言葉は彼と渋川のやり取りで
出てきます。
もちろん、彼以外にも主要な人物はたくさんいます。
そして、暦が的中したとき、
・・・・・表題に行き着くわけです。
情熱的、感情を揺さぶる、
男の戦いです。
名作なのでぜひ
#冲方丁
#天地明察
#角川文庫
#暦
#算術
#天文
#碁打ち
Comments