底知れぬ短編集
- Lantana-kap
- 2022年5月16日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年11月3日
米澤穂信
満願
Lantana-kapです。
以前、議論が出来ない人は人格者なのかも知れないという記事を書きましたが、未だに正しいと私は思っています。
それだけ人間関係は面倒くさい事が多いのですが、
例えば「現場を知らない人は良い管理職になれない」という考え方がありますがいかがでしょうか。
私は賛同します。
では、学会発表やプレゼンテーション
経験の浅い人が、良い学術管理、出来るでしょうか。
これも難しいような気がします。
世の中、こんな管理職が多い気がする今日この頃。
~ ~ ~ ~ ~ ~
どんだけ米澤穂信作品、紹介するんだという感じですが大好きなのでご容赦ください。
古典部シリーズというよりは追想五断章よりの作品ですが、もっと底深いです。
すべての短編作品が、ここまで秀逸な作品を私は見たことがありません。
比較的暗い作品ばかりなのですが、人間の本性というか、なんて表現すればいいんでしょうか。
“この状況なら私もやってしまいそう”という感じです。
いくつか紹介すると、
夜警:殉職した警察官がとんでもない。
石榴:母と父と姉妹のはなし。だれかがとんでもない。
万灯:やることなすこと、最後までとんでもない。
みたいな、とんでもない話ばかりです。
上記3話は特に個人的に好きです。
米澤穂信氏は本当に素晴らしい作家だと思います。
実は私と同い年。しかも生まれがちょっと近い。
勝手に親近感わいてます。
#米澤穂信
#満願
#新潮文庫
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