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利己と利他は対義語?

伊藤亜紗 編

中島岳志

若松英輔

國分功一郎

磯崎憲一郎


「利他」とは何か


Lantana-kapです。


先日は知人の誕生日でした。


といっても、もう


何年もお会いしていませんが。


1年に1度、


この日にlineするだけなんですが、


レスポンス良く返してくださいます。


私は、年に一度、


このlineで癒されています。


~  ~  ~  ~  ~  ~


表題のとおり、


利他に関する考察を、


様々な分野の研究者、


作家が書いています。


もともと、利他には興味があって、


本作にも出てきますが、


中島岳志氏の


「思いがけず利他」を

読んで、利他に対するイメージが

変わりました。



ちょっと、悪口になりますが、


人のため人のために、利他的思考をーー


なんて言ってる人が浅く見えてきます。


それくらい、影響を受けた作品だったのですが、


本書も同等、それ以上の学びをいただきました。


簡単に紹介します。


というのは、私には難しい部分もあって、


正確に語れないと思うからです。


まず、


伊藤亜紗

利他は自分のためになる、という


合理的利他主義を読んで、

ガツンとやられ、


自分にできる最大の善

効果的利他主義


そして、

なんと、

デヴィッドグレーバー

ブルシットジョブ

引用されているのには、

驚かされました。




中島岳志氏は、


小説「小僧の神様」

を引用し、


そこから、マルセルモースの

贈与論に発展させて、


利他の困難さを、

わかりやすく紹介しています。


若松英輔氏は、


仏教の視点から、


そして、民藝という視点から、


利他を語っています。

*難しかったです

國分功一郎氏は、


哲学的視点から、


利他を考察えしています。

*非常に高度で、難しかったです。


責任と、帰責の話は

とても面白かったです。


磯崎憲一郎氏は、


小説家の立場から、


利他を考察していました。

*こちらも難しかったです。


小島信夫氏の「馬」という

小説が出てきますが、


読みたくなりました。


浅はかな、紹介で申し訳ないのですが、


本当に面白かったです。


重みのある一冊でした。


現場からは以上です。






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