top of page
検索

スポ根小説 いや、ミステリーだ

更新日:2022年11月15日

近藤史恵

サクリファイス


Lantana-kapです。


私の先輩が何年か前に、


色々な職種が働くカテーテル室の業務に関して、


知識が足りないまま仕事をして孤立してしまうことを


「無知故の疎外感」と称して、


皆の喝采を浴びたのを思い出しました。


何事も多職種で働くということは


難しいという教訓です。


~  ~  ~  ~  ~  ~


さて近藤史恵 氏といえば、


タルトタタンの夢などの


食小説のイメージなんですが、


著者はロードレースファンらしく、


このサクリファイス、


自転車ロードレースに関して


非常に詳しく書いています。


基本的にこの作品、


私の印象としてはスポ根小説です。



ロードレーサーの主人公が


色々なレースを経験して、


人間関係を築いていく、


そして成長していく物語です。


でも、読み進めるうちにこの作品、


ミステリーだと思うようになります。


それに泣けます。


要は全てが詰まった小説なんです。


私はこの作品を読むまで


ロードレースのことを知らなかったのですが、


駆け引きや戦略が


非常に重要なんだと言うことを学びました。


先ほどの言いましたが、


この作品はミステリーです。


未読の方は是非読んでほしいです。


ロードレース知らなくても読めます。


団体競技は多職種の仕事とも共通する部分がありますね。


#近藤史恵

#サクリファイス

#ロードレース

#新潮文庫





閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page