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たった一行で刺さる文章

更新日:2022年11月3日

ブレイディみかこ

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー


Lantana-kapです。


会議などは最近リモートかが進んでいますよね。(だんだん緩和されてきているかも知れませんが)


リモートだから意見が言いやすいみたいな考え方の人がいるようで、実は私もその1人だったりして、今は反省しています。


普通に意見を言えばいいのに、なぜか前のめりな態度で話し始めたりして、リモートになると、ここまで変わる人もいるのだなと、逆に感心しました。


対面では二度と会いたくないと思いますね(笑+本音)


~  ~  ~  ~  ~  ~


解説の冒頭に共感しました。


日野剛広 解説より

ブレイディみかこという書き手と今の時代をともに生きるということは、とても幸福なことである。


本作品はノンフィクションの小説で、基本的には母と息子の成長記録です。


ノンフィクションなので、はっきり言ってリアルです。あたりまえですね。


それもそうですが、文章表現も相まって登場人物に感情移入してしまいます。


まず思ったのは息子が賢い。私がこの年の頃、こんなに頭を使って色々なことを考えていただろうか、と思い知らされます。


もちろん育った環境が違うということもありますが、母とここまで貧困・差別・人間関係について語り合えるかな、という率直な思いが浮かびました。


私は母に会いたくなりました。


ノンフィクション小説なのかどうなのかわかりませんが、本当に泣けます


これはブレイディみかこ氏の文章表現の素晴らしさにつきるのではないかと思います。


文章構成がとか、比喩表現がなんて、素人が口には出せませんが、たった一行でとにかくぶっささります。


ベストセラー作品になる理由も分かります。


ただ、時事ネタ、政治的問題、人種差別。そういったこと以前に、一作品として読んでもらいたいと思える、名著だと感じました。


#ブレイディみかこ

#ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー

#新潮文庫









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