ハリイ.ケメルマン
九マイルは遠すぎる
Lantana-kapです。
2日に1記事を目標にやっておりますが、早くも次の本どうしようが襲ってきてやっとPCの前にむかったところです。
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さんざん考えた挙げ句、この本に決めました。
初記事の「Rのつく月には気をつけよう」と色々かぶっていますがご容赦ください。私の直感に従って決めました。
私はこの本を、大好きな米澤穂信氏の小説の解説から知ったと記憶しています。
事実古典部シリーズの「遠まわりする雛」に収録されている「心あたりのある者は」は、この作品の本歌取りですよね(ちょっと曖昧)
八編の短編からなるこの小説ですが、表題の「九マイルは遠すぎる」は19ページ前後しかありません。
ただ、すごすぎなんです。
ざっくり荒っぽく概要をいうと、10-12単語で何か好きな文章を作ってみろと言われて、
「九マイルもの道を歩くのは容易じゃない、まして雨の中となるとなおさらだ」
という文章から、
主人公ニッキイ・ウェルト教授がとんでもない推理を披露するといった感じです。
中にはあらっぽい解釈もありますが、推論の組み立て方が天才的で、めちゃめちゃ引き込まれます。しかもこの作品、とてもユーモラスです。
他の短編も秀逸なのでとてもおすすめな作品です。
「風が吹けば桶屋が儲かる」が頭に浮かんでしまいました。いや、、、ぜんぜん芯くってないなあ。しかもめっちゃベタ。
仕事でも私生活でも、相手が発した言葉を深く掘り下げる事がとても大切だと考えさせられました(めっちゃベタ)。
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