松岡圭祐
エクリチュール
新人作家杉浦李奈の推論Ⅳ
シンデレラはどこに
Lantana-kapです。
世間は夏休みで、息子も学童保育へ通っています。
家でゆっくり出来る仕事なら、毎日でも息子と遊びたい気分です。
なかなかそんな仕事はないので、今日も行ってきまーすと、家を出てきました。
学校から持ち帰ってきたアサガオがきれいに咲いています。
少し、ねぼすけの、息子に似た花です。
～ ～ ～ ～ ～ ～
この作品、いま読み終わったばかりです。
幾度か紹介してきたシリーズですが、今回も秀逸でした。
杉浦李奈が精神的に追い込まれます。
既刊の書籍を次々とパクっているのではないかと、問題視されている
新人作家。杉浦李奈の作品にも盗作されたことが判明。
また、シンデレラの原典を探れという不可解な脅迫文が届き、
両問題に関して、杉浦李奈が奔走します。
スピード感あり、友情あり、涙あり、そして李奈の推理力ありの
とても面白いミステリーなのですが、
この作品、シンデレラの原典を探りまくっているので、教養書にも
なりかねない。
忠実に、出典される作品や、その時期、分析方法が書かれています。
そして最終的にシンデレラの原典に関して、
びっくりする答えにたどり着きます。
教養ミステリーでした。
あいかわらず、杉浦李奈の周囲のキャラクターも個性的で、
とても面白く読めました。
5作目は、とてつもない人物が登場するとか！
とても楽しみです。
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