米澤穂信
遠まわりする雛
Lantana-kapです。
この間、リクルート活動にいってきました。
来年度の放射線技師を2名ほど採用したかったので、
学生説明会にブースを出してきました。
若々しい学生の皆さんが、色々な質問
をしてくださり、
とても嬉しい反面、とても疲れました。
この話は、別のブログでしようと思いますが、
就活の職場選びは、高価な買い物をすることと
似ているのかいないのか。
~ ~ ~ ~ ~ ~
古典部シリーズ第4弾です。
今回は短編集です。
すべて面白いです。
あとがきで、作者も書いていますが、
ミステリー趣向が、他の作家の、
あの作品を連想させるような作りになっています。
「心あたりのある者は」は、ハリイ・ケメルマンの
「九マイルは遠すぎる」を連想させ、
「手作りチョコレート事件」は、アントニイ・バークリーの
「毒入りチョコレート事件」を連想させます。
この2作品は読了しましたし、
九マイルは遠すぎるは、このブログでも紹介しました。
毒入りチョコレート事件は、愚者のエンドロールの用い方
が、メインですかね。
*その他にもあります。
「あきましておめでとう」は
ジャック・フレットル 「十三号独房の問題」
私はまだ読んだことないです。
4人の主メンバーが、感情を緩やかに変化させていくという
意味でも、遠まわりという言葉を用いたと、
作者も書いていました。
私としては、折木奉太郎のもどかしさが、遠まわり
だなあ、と思います。
何度も書きますが、どの短編も秀逸で、
本当に面白い。
今のところ6作品シリーズが出ていますが、
私はてんでバラバラに紹介しています。
手に取って、再読したものから書いているからです。
#米澤穂信
#遠まわりする雛
#角川文庫
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